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GIRL NEXT DOOR 3rd Single『情熱の代償』ミュージックビデオ日記5日目! In チェコ

チェコからお送りする日記も早5日目です。
昨晩は夜中の1時に撮影が終わり、皆さんちょっとお疲れ気味でホテルへと戻りました。
さて5日目の集合時間はというと…なんとお昼の12時!
ちょっとゆっくりめな撮影開始時間。

なぜかというと…この開始時間には日本と海外撮影の大きな文化(?)の差とも呼ぶべき時間的規則があります。
(※この決まりが後の千紗の運命を大きく左右するのですが)

日本の撮影は…徹夜当たり前!現場は走って移動!と超体育会系なのですが海外だとこういったそれぞれの規則の元、撮影しているようで、ハリウッド映画などもすべてがこれらの規則を守って行われているそうです。

とても素晴らしい規則の様な気もしますが逆に全てが規則に縛られているため、日本では解決できることもチェコでは難しいこともあり、よくある撮影の急な対応に答えられない場合などがとても大変でした(笑)

そんな規則にしっかりと守られて我らが千紗もたっぷり睡眠をとって登場です。
現場に着くや否や今日も「恒例のスープ」が待っています。

「ドブリーデン!」「デュクチュ〜」「スープメッチャオイシイ」と現地のスタッフさんとも片言のチェコ語でコミュニケーションを取る千紗ですが基本のコミュニケーションはやはり笑顔です(笑)

さて本日の撮影はというと…なんと!スタジオ撮影です!!
日本でもスタジオ撮影というのは何度か経験しているので千紗としても緊張感もなく楽屋に入り、そしてスタッフさん達の待つスタジオへ!
スタジオのドアを開け元気いっぱい「ドブリーデーン!」とご挨拶。

日本の想像をはるかに超える大きなスタジオに、よほど衝撃を受けたのか千紗の顔も「ドブリーデーン!」の顔のまま固まっています。
そしてまだ何もセットされていない、スタジオでとりあえず記念撮影。。。

なんでもこのスタジオ、かの有名な○○ラーが建てたスタジオらしくスケールが半端じゃないのです。

スタジオに一歩入ると、素晴らしいセットが千紗の目に飛び込んできました。
まるでファッションショーのキャットウォークの様な素敵で幻想的なセット!
今日のシーンはまずアニメーションの廊下を抜けて出た先のシーンです。
セットにはたくさんのキャストさん達がスタンバイしているのですが皆さん、全身真っ黒!アニメーションの影が具現化した姿です。

毎日、丁寧に1シーン1シーンを撮影し、少しずつ「情熱の代償」のピースが埋め込まれていきます。

千紗はミュージックビデオに特別な愛情を持っています。
いつの日だったか、移動中の車で何気なく言った言葉があります。
「このミュージックビデオを観た人達はどのように感じてくれるだろう?」
想いを届ける千紗の率直な一言でした…
たぶん皆さんに想いを届けられる喜びが大きい分、不安も大きいのだと思いました。
毎回、試行錯誤しながらも決して妥協はせずに何カット、何十カットと同じシーンを撮っています。

この廊下のシーンも同じでした。
ただ歩くだけのシーンに千紗の情熱がたくさん埋め込まれています。
数え切れないくらい歩き続けました。思いが人一倍強い千紗は一言も弱音を吐かず撮影に没頭しました。

そして…

「カット!本日のミュージックビデオの撮影は以上になります!」

スタッフさんの終了の声を聞いたのは朝の5時半…
ホッと一息ついた千紗は安堵の様子を浮かべて楽屋へ戻り、「今日も良い映像が撮れた!」「温かいスープが待っている…」そんな気持ちが千紗の表情から伝わってきました。

その時、スタッフさんがこんな一言を言いました。
「皆さん、こちらの車に乗ってください!すぐに次の現場へ出発です!!」
この日の千紗は撮影終了と同時に次ぎの撮影に向かうことになりました。

この時すでに千紗にとっては「6日目」が始まっていたのです。
この続きは、6日目の日記でお伝えします。

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